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報告書

重水素ターゲットの試作および重水素の定量

星野 昭; 磯 修一; 伊藤 光雄

JAERI-M 83-110, 19 Pages, 1983/07

JAERI-M-83-110.pdf:0.59MB

FNSの性能試験の中性子源として使用したチタン-及びスカンジウム-重水素ターゲットの試作とその熱的安定性、重水素分析法の検討結果の報告である。重水素ターゲットは鋼板にチタンを蒸着させたものを重水素ガス400~600Pa.中、400$$^{circ}$$Cで2時間加熱してつくった。また、スカンジウムの場合は600$$^{circ}$$Cで加熱した。これら重水素夕ーゲットは真空中で、チタンの場合400~570$$^{circ}$$Cで、スカンジウムの場合630~765$$^{circ}$$Cで重水素ガスの放出が起きた。重水素の定量結果から求めたターゲットのD/Ti,D/Sc原子比はそれぞれ1.24,1.29であり、単位面積当りの重水素は0.15,0.21mg/cm$$^{2}$$であった。

論文

Effect of pressure on the order-disorder transition temperature of vacancies in NiVTi$$_{2}$$S$$_{4}$$

安西 修一郎*; 小沢 国夫

Physical Review B, 7(7), p.3083 - 3088, 1973/07

 被引用回数:4

NiVTi$$_{2}$$S$$_{4}$$のvacancyのorder-disorder転移点は、一次転移の特長を有し348$$^{circ}$$Cである。この転移点に対する圧力降下が7kbarまで電気抵抗で測定され、T$$_{c}$$=348+9.2P-0.3P$$^{2}$$で示される依存性が得られた。Bean、Rodbellの理論の比の系に対する適用がおこなわれ、ordering energy=-0.03eV/Ni、および圧縮率7$$times$$10$$^{-}$$$$^{4}$$kbar$$^{-}$$$$^{1}$$が得られ、また圧力による一次転移$$rightarrow$$2次転移の臨界圧力として、14kbarが求まった。実験データによるP$$_{c}$$は12kbarで一致がよい。dT$$_{c}$$/dPの値の大きいことはorder-disorder状態間でのNi原子の周りのvacancyの配位数の違いを考えることで説明された。

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